クラブ活動 
     勉強との両立は可能か  
3つのポイントにこたえる

活動そのものの悩み

<やっているのに力が伸びない!>

伸びざかりのキミたちは、クラブで練習をすればするほど、グングン成果が上がっていくはずだ。ただ、1年生諸君は、いまは基礎を固めている段階だから、まだ活動らしい活動をさせてもらってないかもしれない。でも「おもしろくない」などとクサらないでもらいたい。基本に忠実にやることが上達への一番の近道なのだから。ただ、同じ練習をしていても、人によって伸び方は違う。グングン伸びている人は、練習だって楽しくてしようがないだろう。逆に「マジメに練習しているのにほかの人のように伸びない」という人には、練習はつらいだけかもしれないネ。こんな人、けっこうたくさんいるんじゃないかな。自分の欠点はどこかとか、それを補うための練習方法とかを、先輩に相談してみるのもいい。努力のしかたに工夫を加えることも、ぜひおぼえてもらいたい。でも、クラブの本当の意味は、マジメに練習することそのものにあるんだ。それがあまりむくわれなかったとしても、キミはいま、別のだいじなことを学んでいる。うまくなっていく人、力を伸ばしていく人の影で、コツコツ努力しているキミの姿は――おっと〜話がクサくなりそうだ。これはひとつの例として教えるんだから、けっして期待してはいけないけど、高校受験のとき、「花形ではないがクラブで地道に努力し、後輩のめんどうをよくみていた」などという点が、内申でプラスになることだってあるんだ。クラブで伸び悩んでいるキミ、たとえ人に「カメ」といわれても、くじけずにがんばってみよう。

<レギュラーになれない>

伸び悩みに似ているようで、ちょっと違う。こんな悩みにおちいっている人もいるはずだ。これは実力に加えて、ほかの部員とのかね合いになる。競技や大会に出られる人数は決まっているから、その人数枠に入れなければしかたがない。サッカーなら11人、バレーボールなら6人、あとは“控え”になってしまう。同じ量の練習をしていて、日の当たる場所に出られる人とそうでない人(いやな表現かな?)に分けられるのは、しかたのないことだ。“控え”だって必要なんだし、ベンチへ入れない部員だって、クラブには必要なんだ。だから、もしレギュラーの人が大きな顔をしていたら「お前らだけでクラブやっていると思うな」くらいのことは言ってやった方がいい。クラブでやりたいことをやるということと、はなやかな場に出るということは別なことだ。でも出たい、とにかく目立ちたい、という人もいるだろうね。だったら、男子なら演劇部に入ればいい。“慢性男子不足”の演劇部なら、すぐに舞台に立てる――これは冗談。ある中学の女子バレーボール部は、3年生6人の力が図抜けていて、レギュラーはしっかり固定していた。そこへ転校してきたAさんが入り込み、Bさんがはじき出されてしまった。でもBさんは悪びれず、Aさんに「あなたが怠けてたら、また私と交替だよ」と背番号をゆずった。こんな“仲間意識”でいたいね。これは文化部の人にも、形は変わるだろうけど、同じことがいえると思う。